小豆島お遍路八十八ヶ所霊場めぐりのひとつ、恵門ノ瀧をレポートします。

恵門ノ瀧

公開日:2018.8.1

恵門ノ瀧

こんにちは。今回は山岳霊場の一つ、第81番札所恵門ノ瀧にやってきました。

弘法大師像

弘法大師像が目印

車で山道をのぼっていくと、道中に弘法大師像が見えたので、このへんに車を止めて徒歩で登ることにしました。

長く続く階段

先が見えない…

長く続く階段がお目見えです。この先に本堂があるのでしょうか。先の見えないこの階段を登っていきます。

ミサヨの滝

息を整えて再出発

階段を登りきると、ミサヨの滝という行場(ぎょうば=修行を行う場所)がありました。昔の住職さんや弘法大師の修行の場として使われていたんでしょうか。

赤い山門

ようやく到着!…じゃなかった

さらに登ると、ようやく赤い山門が見えてきました。どうやら、本堂まではさらに階段を登る必要があるようです。

階段を登る様子

気を取り直して本堂へさらに階段を登って行きます。

岩場を登る様子 岩場を登る様子

あえて過酷な道を選ぶ!

鎖づたいで登る行場があったので、チャレンジしてみました。昔の人は本堂まで辿り着くことが修行だったんですね。過酷さを身を持って体験することができました。
※行場を通れない場合は、右に進めば石段で本堂まで行けますので、ご安心下さい。

恵門ノ瀧の本堂

ついに到着!喜びもひとしお

やっと本堂前に到着しました。朱色の岩壁に沿って建てられた立派な本堂ですね。当時の人の建築技術の高さに脱帽です。

恵門ノ瀧の本堂

本堂に入ると、赤い提燈に埋め尽くされた天井が印象的な作りになっています。岩壁がむき出しになっていて、本堂が岩壁に貼り付くように建っているのが改めて分かりました。驚きです。
住職さんがいらっしゃったので、護摩炊きをして頂けることに。

護摩木を選んでいる様子 護摩木

心を込めて書きましょう

身体健康と書かれた護摩木を選びました。護摩木に書かれた願いは必ず叶うという言い伝えがあるそうです。

護摩行

不思議な気分になります

護摩壇の奥には、30年に一度しか見ることができない、秘仏の御本尊、不動明王が祀られています。この護摩壇で弘法大師が100日間こもられ、人々を助けられた御祈祷の道場としても有名だそうです。
住職さんに護摩をして頂いている様子です。

護摩行

ご利益がありそうです

燃え上がった炎には、不動明王様が宿っていると言われ、その炎で温められた手を体の悪い箇所に当てることで、悪い部分が治ると伝えられているそうです。体の隅々を不動明王様の力にあやかって労りました(笑)

下山の様子

いよいよラストスパート

下山途中に記念撮影!では次回、82番札所吉田庵へ行きましょう!!

MAP

基本情報
礼番 81
名称 恵門ノ瀧(えもんのたき)
住所 香川県小豆郡土庄町小部乙159
本尊 不動明王
真言 オン アロリキャ ソワカ