富士登山初心者の方に向けて基礎知識や高山病対策、山小屋、トイレについてご紹介します。

登山ルート

富士登山の基礎知識

富士山の登山時期は?
山開きの7月1日から9月上旬までが富士山の登山時期になり、ビーウェーブの富士登山ツアーではこの時期に催行しています。それ以外の時期は閉山となります。
富士山はどこから登り始めますか?
五合目から登るのが一般的です。ビーウェーブの富士登山ツアーはすべて五合目からの登山開始・終了となります。
富士山の気温・天気は?
富士山のふもとと山頂の気温差は約20℃もあり、7~8月の五合目は平均15℃前後、山頂は5℃前後になります。また、山の天候は大きく変化することが多いので、防寒具や雨具は必ず持参しましょう。
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主な登山ルートは?
富士山頂へは、吉田口・富士宮口・須走口・御殿場口の4つの登山道があります。ビーウェーブの富士登山ツアーでは、初心者向けの吉田口ルートと富士宮口ルートの2コースをご用意しております。
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高山病の予防と対策

  • 高所順応をする 富士山五合目 5合目に着いたら、しばらく(1時間程度)その場にとどまって体を高所に慣らし、高山病のリスクを減らしましょう。
  • 水分を多めに摂る ミネラルウォーター 喉の乾きを感じる前に十分に水を飲んでください。血液がドロドロになると酸素が体を回りにくくなります。
  • 深呼吸を心がける 深呼吸 呼吸が浅くなると酸素を多く取り込めないので酸素が不足します。意識して深い呼吸をするようにしましょう。
  • 飲酒・タバコ・寝不足はNG 飲酒・タバコNGのイラスト ツアー前日の飲酒は避けてください。また喫煙は高山病のリスクを高めます。しっかり睡眠を取り、万全な体調で臨みましょう!
  • マイペースで登る 富士山五合目 5合目に着いたら、しばらく(1時間程度)その場にとどまって体を高所に慣らし、高山病のリスクを減らしましょう。
  • 身体を締め付けない 締めない服装 ズボン・ザックのベルトはあまりきつく締め付けないようにしましょう。ぴたっとした服はNG。
  • それでも高山病になってしまった場合は… まずは登山ガイドに相談しましょう。病状が続くようであれば決して無理はせず、すみやかに下山するようにしてください。

山小屋について

富士山の山小屋の大半が、7月1日から8月末くらいまで営業しています。山小屋は富士登山の休憩や仮眠の拠点となる宿泊施設です。中の設備もとても簡素な作りになっています。本格的に睡眠をとる場所と考えるより、仮眠をとる程度と考えておくのが良いでしょう。

  • 山小屋での仮眠 山小屋での仮眠 ※女性の方で「男性の隣では休めない」という方もいますが、なるべく男性女性を分けられるように配慮されています。
  • 山小屋での食事山小屋での食事 夕食はカレーライスが定番。朝食にはおにぎりやサンドイッチなど手軽に食べられるものが多いです。
  • 持っていくと便利なもの持っていくと便利なもの シャワーや洗面所がないため、ウェットティッシュがあると便利。他には耳栓やアイマスクが役立ちます。
  • 焼印 各山小屋にて焼印を押してもらえます。
  • 食事メニュー 山小屋での食事メニュー。結構いろいろあります。
  • 自動販売機 なんと9合目に自動販売機が!缶コーヒーは400円です。

山小屋は大勢の登山客が利用します。他の利用者の睡眠を妨げることのないよう、配慮して行動しましょう。

富士山トイレ事情

富士山には、環境省若しくは地方公共団体が管理する「公衆トイレ」と、山小屋が管理する「山小屋のトイレ」があります。大半は山小屋のトイレになります。トイレの運営のために必要な維持管理費に充てるため、いずれも100円~200円程度のお金が必要です。登山の際にはある程度小銭を所持しておくとよいでしょう。また、水溶性のティッシュペーパー(トイレットペーパー)を自分で用意しておきましょう。

6合目仮設トイレ
6合目仮設トイレこちらは6合目にある仮設トイレです。
6合目仮設トイレの貼り紙トイレチップ200円にご協力を…との貼り紙が。
小銭を投入お金はドアの脇に入れる仕組みです。
6合目山小屋のトイレ
6合目山小屋の仮説トイレこちらは6合目の山小屋にある仮設トイレです。
仮説トイレ内中はこんな感じです。
チップ投入口こちらも200円のチップが必要です。100円玉を複数枚用意しましょう。