小豆島に旅行に来たなら小豆島観光の見どころのひとつ、寒霞渓へ。

寒霞渓＆寒霞渓ロープウェイ

瀬戸内海国立公園を代表する景勝地であり、日本三大渓谷美としても有名な「寒霞渓」の見どころをレポートします。

寒霞渓は1300万年前の火山活動で隆起した岩石が長い年月をかけて浸食され、現在の渓谷を形成しました。元々は鉤掛山（かぎかけやま）や神懸山（かみかけやま）と呼ばれていましたが、明治初期の儒学者、藤沢南岳（ふじさわなんがく）により、寒霞渓と命名されました。特に紅葉の時期はたくさんの観光客で賑わう、人気の絶景スポットです。

さっそく、紅雲亭（こううん）駅から寒霞渓ロープウェイに乗って寒霞渓山頂へ向かいましょう。通常、ロープウェイは1時間に5本運行しています。山頂までの所要時間は約5分です。

ロープウェイで出発

切符売り場を通った後、階段とスロープを上っていくとゴンドラが見えてきます。ゴンドラは意外と大きくて、最大40人乗りです。

あっという間の空中散歩

紅雲亭と山頂駅の917ｍを結ぶ約5分の空中散歩は、表十二景と裏八景の絶景。岩肌にぶつかりそうなくらい近づく場所もあり、足がすくむほどの高さにびっくり。日本で唯一「海・空・渓谷」を一度に見られるロープウェイということなので、絶景を目に焼き付けておきましょう。

標高612mの山頂駅に到着

春と夏は眩しい程の緑の中を、秋は色付く紅葉の中を進む、ロープウェイでの空中散歩をぜひお楽しみください。登山道もあるので、体力に自信のある方は上りはロープウェイ、下りはハイキングなんていうコースもおすすめです。山頂駅へは各港から一般道で行くこともできます。

寒霞渓山頂「第一展望台」

寒霞渓には展望台が2ケ所。第一展望台からは寒霞渓の渓谷と瀬戸内海を見渡すことができます。絶景の写真ポイントですので記念撮影をお忘れなく！

テイクアウトコーナー

新設されたテイクアウトコーナーでは小豆島ならではのメニューが気軽に買えます。寒霞渓限定オリーブ牛コロッケバーガー、もみじサイダーが人気のメニューです。もみじサイダーの赤は紅葉の葉から抽出したエキスで染まっているそうですよ。プチ情報です。
どれも興味があるけど全部はちょっと欲張りかなー。

いただきます！

メープルソフトクリーム　　　　350円
オリーブ牛コロッケバーガー　　690円
寒霞渓もみじサイダー　　　　　500円
寒霞渓もみじサイダーフロート　650円

結局すべていただきました！もみじ味はよく分からなかったけど、さっぱりと爽やかな飲み心地でした。
※2023年11月の価格です。

レストラン楓

こちらも新しくなった2階のレストラン楓。個人でも団体でも利用出来て、個人の場合は食券を購入。
素麺やオリーブ牛コロッケバーガーなど小豆島ならではのメニューをゆっくり食べられるのは嬉しいですね。絶景を眺めながらの休憩に最適。

彩りカレー素麺　　　　　　　　　　1,000円
オリーブ牛コロッケバーガーセット　1,300円（オリーブ牛コロッケバーガー＋ポテト＋ドリンク）
オリーブ牛コロッケ　　　　　　　320円　など。
※2023年11月の価格です。

寒霞渓山頂「第二展望台」

第二展望台は、願いがかなう「かわら投げ」が有名です。合格祈願、災難魔よけ、家内安全、交通安全を祈願するかわら投げは、一組8枚です。かわらはおせんべいのような形。

かわらを投げて、渓谷の岩に設置された輪をくぐれば願いがかなうと言われています。
コツは手首のスナップにあるようですよ。なかなか難しいですが、ストレス発散に良さそう。
※かわら投げに必死になり過ぎて、願い事のし忘れにご注意を。

ハート松ベンチ

第二展望台の脇に通り過ぎてしまいそうな隠れスポット！松の木がハートの形。ベンチに座って記念撮影もよし、貸出しのフォトフレームに収まるもよし、見逃さずに記念撮影してくださいね。

寒霞渓限定のお土産

山頂駅1階のお土産屋さんには、お菓子や化粧品などの限定商品も販売されています。限定化粧品「オリーブ美肌オイルシリーズ」は、オリーブに含まれる天然保湿成分を活かした化粧品。

小豆島の地酒はいかが？

小豆島唯一の酒蔵で造られた純米酒「寒霞渓」。寒霞渓ロープウェイの山頂駅のこのお店でしか買えないそうです。お土産におすすめです。